年齢を問わず人気の「フェードカット」。

大人のメンズにオススメのフェードスタイルからフェードカットの特徴、希望を叶える頼み方のコツまで、フェードに興味のある方に知ってほしいことを現役理容師が分かりやすくお教えします。

現役理容師が厳選！最新フェードスタイル

ここからは私たち現役理容師が、今すぐ試したくなる最新フェードスタイルをお教えします。

【ローフェード×パートスタイル】上品で男らしさ抜群！男ウケ間違いなしのかっこいいスタイル

もみあげと裾周りを0.3ｍｍでスタートした、低めのフェードスタイルです。大人の男の上品さが漂う、スッキリとしたカッコよさがたまりません。ミドル・シニアの方にも人気です。

オススメの髪質：問わず
フェードの高さ：ロー

《オススメのスタイリング剤》
ジェル・グリース　※ツヤを出したらよりカッコよくなりますよ！

【フェード×七三】男らしくてビジネスシーンにもピッタリ！きっちりキマるフェードスタイル

長さ0.3㎜から6mmのローフェードで周りをスッキリ仕上げたスタイルです。「きっちりスタイルにしたい」という方はもちろん、「低めに刈り上げてスッキリしたいけれど、めちゃくちゃ短くしたくはない」という方にもオススメです！

オススメの髪質：問わず
フェードの高さ：ロー

《オススメのスタイリング剤》
グリース または ジェル　

【フェード×ツーブロック×アップバング】男らしさ抜群でスーツにもピッタリ！ナイスミドルスタイル

フェードやツーブロックが好きなビジネスマンにオススメ！アップバングスタイルで、スーツにもよく似合います◎

オススメの髪質：直毛・普通毛の方
フェードの高さ：ロー

《オススメのスタイリング剤》
ワックス・グリース　※束感を出すとさらにカッコよく！　

【フェード×アップバング】メンズ受け抜群◎ショートで迷ったらコレ！な人気の束感ショートスタイル

全体的に短い高めのフェードスタイルです。フェードの長さは襟足0.3ｍｍからスタートし、こめかみより少し上の辺りで2～3ｍｍ。

前髪は短めでスカッと上げているため爽やかな印象を与えます。最短3秒でセットできますよ！

オススメの髪質：ちょっと固めの髪質の人にオススメです。
フェードの高さ：ハイ

《オススメのスタイリング》
濡れてる状態からでも、乾かしてからでもＯＫです。ジェルをつけてフォワードに流し、前髪をあげるだけ！セットが簡単なスタイルです。

《オススメのスタイリング剤》
ジェル

【フェード×七：三】ビジネスシーンに最適◎カッチリしぶい男前スタイル

ミドルフェード×七：三のカッチリとしたスタイルです。一番メジャーなフェードの高さだから、やりすぎ感がありません。

20代～70代まで幅広い世代に人気の、スーツの似合うスタイルです。

オススメの髪質：柔らかめの人にオススメです。
フェードの高さ：ミドル

《オススメのスタイリング》
七：三で分けた後、目じりに向かってコームを通し、最後に前髪だけあげます。濡れていても乾かしてからでもOK！スタイリング剤をつけて、コーミング（櫛を通す）すれば完成です。

《オススメのスタイリング剤》
ポマード

【スキンフェード×スペインカール】若い子に人気！オシャレ外国人風カットスタイル

スキンフェード（0㎜からはじまるフェードのこと）と人気のパーマ・スペインカールを掛け合わせたスタイル。パーマを当てた長めの前髪は下ろし、後ろはスッキリ刈り上げています。

くせ毛の方は、くせを活かせばパーマなしでも雰囲気を出せますよ！！

オススメの髪質： 少し柔らかめの髪質の方にオススメです。剛毛の方もパーマを当てるので大丈夫です！
フェードの高さ：ミドル

《オススメのスタイリング》
髪が濡れた状態で、スタイリング剤を真ん中にくしゃくしゃっとつけるだけでOK！最短2秒でセットが終わる、オシャレなスタイルです！

《オススメのスタイリング剤》
■ツヤを出したい人：グリース・ジェル

■ツヤを出したくない人：バーム・ワックス
ツヤのでるグリースを使うと、かっこよくキマります 。

フェードスタイルとは？

フェードスタイルとはサイドやバックを短く刈り上げ、トップにいくにつれ長く濃くなるグラデーションを作ったスタイルのことをいいます。

すっきりとした清潔感のある髪型で、年齢も職種も選びません。若い学生から年配のビジネスマンまで、幅広い年代の男性に人気です。

フェードとツーブロックの違いとは？

フェードとツーブロックの違いは、以下の通りです。

■フェード
襟足を短く刈り上げ、トップに向かってグラデーションを作りながら徐々に長くなるスタイル（上と下の刈り上げが繋がっている）

■ツーブロック
襟足から刈り上げ、トップが上からかぶさっているスタイル（上と下と長さが違う）

※「刈り上げ」とは、バリカンやハサミなどを用いてグラデーションで髪の毛を短くすること

フェードスタイルは攻めている？

フェード＝攻めているスタイルというイメージから、「チャレンジしにくい」という声をよく聞きます。

フェード＝攻めているスタイルではないのに、なぜ「フェードスタイルは攻めている」と思われているのでしょうか？

カギは、フェードの「高さ」にあります。

フェードの「高さ」とは、一番短いバリカンを入れる位置のことで、「ロー」「ミドル」「ハイ」の3種類あります。

フェードの高さとそれぞれの印象を表に分かりやすくまとめたので、ご確認ください。

	高さ	見た目の特徴・印象
ロー	耳の一番上くらいまで （もみあげとバックを少し刈り上げる感じ）	パッと見ではフェードスタイルと分かりにくい
ミドル	耳の少し上 （耳+2㎝程度）	「フェードカットしてる」という感じ
ハイ	こめかみよりも高い （サイドとバックはほぼ「白」）	パッと見て良くわかる 攻めている印象

ローの高さのイメージ

ミドルの高さのイメージ

ハイの高さのイメージ

フェードの高さに加え、長さによっても印象が変わります。

短ければ短いほどフェード感が出て、長ければ長いほどフェード感は薄れます。

フェードスタイルの楽しみ方

フェードスタイルは、髪質やあたまの形にとらわれず、なりたいイメージを叶えられる自由度の高いスタイルです。

以下を参考に、自分なりのフェードスタイルを楽しんでみてくださいね。

フェード初心者の方や、仕事の都合上ガッツリフェードはしにくいけれど本当はトライしてみたい方

「ロー」で「長め」のフェードにすれば、フェードっぽさを押さえたフェードスタイルにすることが可能です！

カッチリした印象にならないようにしたい方

フェードがここまで浸透してきた理由のひとつに、「豊富なバリエーション」があります。

フェードスタイルはサイドとバックを刈り上げるため、基本的にはスッキリ・キリっとしたイメージになりがち。

しかし、最近は「フェード×長め」「フェード×ツーブロック」「フェード×クロップ」「フェード×パーマ」など、さまざまなスタイルを組み合わせる方が増えています。

あなたの希望や髪質に合うスタイルがきっとあるはずなので、理容師と相談しながら見つけてくださいね。

思い通りのフェードスタイルを叶える頼み方

散髪後に「思っていたスタイルと違う」となるのは避けたいですよね。ここからは、思い通りのフェードスタイルを叶える【頼み方】のコツをお教えします。

【オーダーのコツ1】写真を持っていく

一番分かりやすく間違いがないのが、ご自身のイメージする写真や画像（Instagramやスクリーンショットなどでも大丈夫！）を見せていただくことです。

施術者とイメージを共有すると、より理想に近い仕上がりになります。

【オーダーのコツ2】部分ごとに「こうしたい」と伝える

例えば、「刈り上げはフェードにしたい」「フェードの高さはこのくらい」「トップは後ろに流したい」「サイドはこうしたい」「トップは●●のようなイメージで」など、各部分のご希望を伝えていただけると、施術者はイメージしやすくなります。

特に、下記2点についてお教えいただくと、分かりやすいですし施術者からのご提案もしやすくなります。

■トップ：「前向き」「後ろに流す」など（ざっくりとでもOK！）

■サイド：「フェードの高さ」（ハイ・ミドル・ロー）
※攻めたい方は「ハイ（高め）」、やり過ぎたくない方は「ロー（低め）」がオススメです。

【おまけ】「フェードでお願いします」はできれば避けて！

少し困ってしまうのが「フェードスタイルにしたい」「フェードカットでお願いします」というオーダーです。

この記事でも説明したように、ひと口で『フェード』といってもバリエーションはさまざま。そのため、お客様のご希望のイメージと、施術者の持っているイメージを一致させるためにも、何かヒントをいただければと思います。

もちろん私たちはプロですので、できる限りお客様のご希望に添えるように努めますが、ご満足いただける仕上がりにするためにも、上記でご説明した内容を参考に伝えやすい方法でご希望をお聞かせくださいね。

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フェードスタイル初心者の方や、フェードに特化したお店には行きづらい方、興味はあるがまだ挑戦したことのない方はぜひお気軽にご来店ください！

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