▼僕がGMを作った理由 (2)
→理美容師に稼いでもらいたかったから。
こんにちは。GMの田中です。
僕は3年ほど前、経営していたカレー屋を潰しました。売上シェアの40%を丼物が占めるカレー屋でした。
敗因は色々あると思いますが、決定的なもの
それは『カレーがそない美味しない』
でした。
正確に言うと、カレーの味が不安定でした。
特に原価をケチった訳でもなく決めたレシピ通りに作るのですが毎回なんか違うのです。
カレーの質に執着せず丼を始め、丼の種類を増やし、そっちが売れました。
良く言えば柔軟ですが、軸がブレブレでした。
「ここ何屋やねん」とお客さんにも言われました。
品質を一定に保ち続ける、飲食店の難しさを痛感しました。僕の能力が足りなかっただけですね。
本題、理美容師の稼ぎのお話です。
飲食業界の標準的な原価率は、30%程度と言われています。それに人件費が概ね30%程度で、合計60%。
理美容業界に置換すると、商品はスタッフの技術ですから、人件費率が60%は標準的といえます。(カラー剤、シャンプーなどの多少の原価は別途要ですが)
飲食店と理美容室を置換するのは若干乱暴ですが、大体そんな具合です。
でも、世間のほとんどの理美容室は、人件費に60%のコストを掛けていないらしいのです。
だったら売上の60%を人件費として払い、高い技術を持ったスタッフにしっかり稼いでもらいたいと考えました。
『スタッフの技術×マインド=商品』
なので左辺を高めれば商品力が上がります。
カレー屋に欠けていた、【軸となる商品を磨く行為をコストで解決しよう】という作戦です。
オープンからもうすぐ一月で、まだお客様の少ない時間帯もありますが、スタッフは一人一人のお客様に対して一所懸命対応しています。当たり前ですが…
商品力を永続的に少しずつでも高めるお店でありたいです。
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【GM誕生秘話】
僕がGMを作った理由1
僕がGMを作った理由3
僕がGMを作った理由4
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